風が吹
澄んだ鈴
を向けた。そこには、一つ
奏でている。風が吹き抜けるたび、その音
ろりよ、おこ
満ちた柔らかな歌声が
―彼の脳裏
背中を優しく叩きながら、静かに
幻は一瞬で
だ二基の墓石と、風に
然と立ち
み上げた激し