背中が消火栓にぶつかった瞬間、金属の冷た
抜け、彼は手のひらにある血のにじんだ三日月型の爪
が微かに点滅し、彼の顔に落ち
たかのように、晟暉はベンチにへた
し殺したような嗚咽を漏らした。 ま
っ赤になった目で固く閉ざされた分娩室