瞳を細めて北蛮(ホクバン)の頭領を見据えた。言葉は発さない。
空を切り裂き、一直
々と突き刺さっていた。どうと倒れ込んだその目は限
ちの人物が、一撃で己の命を奪うなど
随行していた北蛮兵たちは、瞬く間に混乱に陥った。高みの見物を決め込んでいたところを頭領に斃され、士気は一気に地に落ちる。指揮官を失った彼らは、ただ遺体の収容に追われるばかりだった。