ていた。傍らで見ていた弟の守は、姉のあまりの屈
だけだよ。あんな晩餐会で、見ず知らずの男と平気で姿を消すな
ることだけに集中してよ。国際映画音楽祭で評価されればそれでいい。あんなクズみた
紙を見つめ、詩緒の心に少しずつ決意が固ま