織は、滑らかな手つきで絵巻物を直樹に差し出した。 その赤い唇
受け止めると、息を詰めるよう
に力強く天へとそびえ立つ、青々とした松が
み、深い感動に打ち震えるかのように、何度も力強く頷いた。 「これだ!この絵に間違いはない!探