やれないの?」 桐生紗枝は口調を和らげ、先ほどの出来事など何事もなかったかのように、穏やかに言った
れば、 あの会社がお前の兄の手に渡ることも、
たい視線を彼
れでも懇願した。 「みんな身内の親戚じゃないか。 お前、叔父さんの会