洗い始めた。 葉を一枚一枚剥が
いた。 きっと真っ赤になっているに違いない。 す
その引き締まった腕から伸びる長い指が、葉を優しくつまみ、集中して洗って
「どうした? 俺の顔に何か付いてるか?」 隣で野菜を切っていた結衣が、ずっと自分を見ていることに気づいた英志は、声をかけた。 心の中では少し嬉しさを感じていたが、彼女が不注意で手を切らないかと心配になり、注意を促したのだ。