、翌日の夕刻。空からは
五十嵐健斗の秘書に送信したメッセージの履歴が表示されている。鷹司家の宴に出席する旨を、彼女は昨夜のう
分には一秒も割かないのだ。その滑稽さへの舌の根も乾かぬうちから、同時に、心の奥底からせり上がる安堵があった。