タクシーの中で、窓の外を流れる東
は迷わず書斎へ向かった。プリンターの電源を入れ、弁護
万年筆。かつて、彼からのプレゼ
の欄に「松本 理実」と、イ
を、丁寧に折り畳
そこには、正樹が買い与えた理実には不釣り合いなほど
らには目もく
ースを引きずり出す。そして、結婚前に自分で買
も、全てこの場
だけ手に、理実は二度と振り返る
郵便ポストに、離婚届が
音が、彼女の過去と
転手に告げたのは、世田
で暮らしてい
迎えた。狭くて薄暗い部屋。しかし、不思議と息がしやす
を床に置くと、黙々と
数時
書が届けた一通の郵便物を、無造作
ると、中から折り畳まれ
離
瞬間、正樹の眉間
文字。それは、まるで彼のプライドに突
きはすぐに冷
だら
き捨てるよ
した愚かな芝居。どうせ、数日もすれば
でゴミでも扱うかのように
、理実は帰ってこなか
得体の知れない苛
を掴むと、社長
パートの前に停まる。その場違いな光
、理実の部屋のドアの前に立つと、まる
るんだろう!
て、ドアが
古いTシャツを着た、
して、狭い部屋に踏み込んだ。カ
らしいスーツケースを値踏みする
の真
怒りと侮蔑が
て、俺の気を引け
何も答え
る生き物でも観察するかのよ
うな怯えも、悲しみも、
のは、絶対
、氷のような無

GOOGLE PLAY