詩織
あの、番同士にしか通じない、熱
に返り、彼の手を
胸に力なく寄りかかり
腹の子のことが心配でならない。 医者からは、妊
娠の事実を告げる
までは、この子は私にとって最後
少し苛立たしげにため息をつい
強く抱きしめ、顎