し、私は一円も出してない。私の名前を登記に入れて
れた。すぐに住み始められて、住むところ
つもりだった。もし彼が自分から入れると言うなら、拒むつ
強い、金に執着しない人間だと知っていた
れた末、舞はようやく姉の
うど甥の琉生が目を覚ました。幼い琉生は
てて。荷物も少ない
準備だ。昼になれば夫が仕事から帰ってくる。料理ができていなけれ
れじゃ、気をつけてね。お昼はこっ
ないよ。大智さんも仕事が忙しくて、午後から出
嘘を
出張に出れば十日から半月は戻らないほど忙しいと聞いていた。いつ時間
出したばかりなの
夫はずいぶん
ら仕方ないよ。これからお金もかかるから、しっかり稼いでもらわ
別れを告げ、スーツケース
っていた。入った
かい、着いてから、大智に何
うとしたが、番号を知らない。幸いウィーチャ
スマホをサイレントにしており、彼は会議
ていたが、机の上に置いていたため
チャット名は「深海の人魚」だった。見覚えのない相手だと思った大
ーチャットの友だ
ず、大智が音声通話に出ないので
美園台に着いたんですが、ご自
たところで、ウィーチャットの友だ
見つめたまま
市役所の前で、ちゃんとウィーチャットを交換
、自分が相手を間違えてい
確かだ。では、友だちから消えている理
が結婚したこ
ば、舞だって数日後には大智という夫
ゃん、姉さんの家から引っ越して、いま美園台に着いたんだけど、斉藤さん…
……」と黙
ていいよ。いま大智に
すこも知らな
く買ったものだった。やすこも、二人が婚姻届を出し
ると、今度は大智
、会議を続けていた。ところが三分もしないうちに、スマホの画面が
ゃん、い
。「用があるなら、帰
舞ちゃんが引っ越したのに、何階かわからないんだよ。ウィ
ね上げた。あ
いたく気に入っている女を妻に迎えた。たしか、舞という名前だったは
はB棟の8階、80
ゃんから伝えるよ。
い。答えを聞くと電話を
らく黙ったあと、それでも舞
たことを気にせず、
き、君が誰な
うメッセージ
嫁たちだった。孫たちが病院へ見舞いに行ったとき、舞はもういなかった。だ
、大智は聞き流して心に留めなかった
藤さんはお仕事に戻ってください
伝お
べます。 それに、手伝ってくれるとして
に答えた。
忙しい
を手伝いに戻
それきり黙った。もう大智の仕
なかった。二人は互いのことを何
細なことでいちいち自分を煩わせないことを
いて顔を上げると、会議室

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