img 最悪 ー 絶望・恐怖短篇集  /  チャプター 4 DOT BLOOD<上> | 25.00%
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チャプター 4 DOT BLOOD<上>

文字数:2994    |    更新日時: 21/06/2021

う考えても自分自身の頭がおかしくなったとしか思えない現象。黒みがかった赤の点から、血が流れだしてくる

々プログラミングの才があった良太は会社に属さず、単独で仕事を請け負うようになっていた。一日に長くても十二時間はパソコンの前に座って入力

てきて仕事にならないという、最早クレームとも言える案件だった。ただ、原因はセキュリティソフトではなく会社内ネットワークに繋がっているメインPCの

ちの部長が無理難

員である大鳥玲子が差し入れにペッ

す。・・・いえいえ、これ

受け取る為、作

ね。ウィルスならまだしも、今のところ外部から不

される。しかし、これに関しては画面に表示されているだけ。しかも液晶に赤い点が表示されると、まるで液晶に焼き付いているかのように表示が消えない。背景が

から赤い液体みたいなのが流れてきたとも言っていました。

少しため

れってモニターの故障で

業を再開し

る。五センチ四方の小さなウィンドウだったが、真っ白であ

れは会社内のパソコン全てを購入し直す

全に作業を止めた。これ以

部長の方にもそう伝えて検

た。そんな表情をしているあたり、

私の名刺にある番号に連絡を下さ

らウィンドウを全て消

ートだけはどうしても消せず、良太は

契約に漕ぎ着け、独立してから最高額の取引を決めたのだ。いつもならこの時間に帰宅するのは遅い方だが、今日の結果には大満足だった為遅くても苦にはならなかった。

申し訳ありま

に出て少し気

ですよ。如何されま

少し慌てて、否、何かに

来て頂けませんでしょうか?会社のパソコン全部が触れ

ました、今から三十分かかり

鍵がかかっておらず、違和感を覚

た、どういう

事が出来ない。パソコンから目を背けながら指をさして震えている。良

、かなりおかしかった。その“DOT BLOOD”の文字から、赤い液体が滲みだしている。画面

なんです

何枚もとって手をぬぐいなが

灯作業してる最中に、画面

いる。昼間に感じた凛とし

電気はそのままにして、

腕を引き、オフ

ち着きま

るが。玲子が震えすぎて歩くのも困難な状態で、会社か

とか

っくりすすりながら、

たんでしょ

な状況になると、システムエンジニアの範疇どころか、普通の人間

し訳ないのですが、朝まで一

か出来なかった。自分だって同じよ

が、こんなに砕けたノリをするのも随分久しぶりだった。大学生以来だろうか、久しくこんな感覚を忘れていた。こ

るから、ファミレスに居続けるのはしん

案に、玲子

>に

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