img 偽りの愛を捨てた天才修復師の華麗なる復讐  /  第7章 置き去りにされた祈り | 35.00%
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第7章 置き去りにされた祈り

文字数:2119    |    更新日時: 今日11:29

、午後三時を告

細筆を置き、深

鎮座している。無数に走っていた亀裂には、極限まで細く金漆が施

られな

真由が、感嘆のあま

見えません……! 志村先

。仏頭の修復には

押さえた。体は極度に疲弊していたが、

タブレット端末を

先生。古賀家の

した。表示されていたのは、小杉蘭子が病

ご心配をおかけしました。少し足を痛めてしまい

ッドで微笑んでいる。その傍らには、最新型の

た? これクリアし

ちろんよ、

母の笑みを浮かべる。そして画面の端には、背中を向け

な、幸せな「家

たように拳を

だけ宇樹ちゃんの面倒を見てきたかも知ら

を、静かにテーブ

して。聖路加国

んな場所、行く

らないの。けじめ

、黒いウールのロン

*

、最上階の特別

をつけた一華が足音もなく歩いていく。かつて陽介の妻としてこの病院を何度

いている。中から、宇樹の

き込んだ。ベッドの上では、蘭子が宇樹に

ん、美味し

いうおばさん、いつも野菜ばっかり食べさせ

マが、宇樹ちゃんの好きなもの

酷な言葉が、冷たい風のように

質を排除した食事を作り続けてきた。嫌われ役を買って出てまで、その命と健康

…それで

最後の未練の糸が

の袖をまくり上げた陽介が出てきた。顔には濃い

れ様。今夜はここ

甘えた

を緩めながら、

樹、お前がいつも使っている

。いつもあのおばさ

ると、陽介の表情が

んではな

前に、病室の外にいた一

満たす。今さら名前を正したと

の骨董市で見つけ、宇樹の五歳の誕生日に渡そうと自らの手で丁寧に磨

下に置かれた観葉植物の飾

い情愛を、ここで断

も振り返ることなくエ

の

めに廊下へ出てきた古賀陽介が、

に取り、蓋

介の呼吸が凍りついた。一華が何カ月も前から、夜遅

…一

うに顔を上げ、無

すかに残る白檀

冷たい恐怖が急速に締

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