を緩めると、莉歌代は
涙と鼻水で化粧をぐしゃぐしゃ
き起こすと、背を向けた晴美に
氷室家の娘として絶対
かに拭い、ゴミ箱へ放り捨てると、振り
屋に足を踏み入れた瞬間、
移動させたはずの巨大な無垢材のタンスが、
―住人の精神を蝕み、凶