img 偽りの婚姻届:愛を捨てた社長の遅すぎる後悔  /  第9章 限度額無制限のブラックカードと深夜の背中 | 90.00%
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第9章 限度額無制限のブラックカードと深夜の背中

文字数:1680    |    更新日時: 今日13:52

後、富原邸は不気味なほ

ていた遥の部屋の扉を、家

社長が書斎

を止め、静か

扉を開けると、デスクの向こ

ず、遥を頭ごなしに疑ったことへの微かな後ろめたさが、その端正な顔の奥に影を落

クの上へと滑らせた。黒地に銀の刻印が施されたアメリカン・エキスプ

カードをお前に渡す。暗証番号はお前の誕生

を示すように、視線

しよう。もう麻衣

冷ややかな笑

解決できると信じ切っている。この男

がたく頂戴

上げ、スーツのポケットへ

り金を与えれば懐柔できる――そう確信

く鳴り響いた。画面には「麻衣」の表示。

さんに……惹かれ直してるの……? 私なんかが戻ってきたから、二人の邪魔をしてるんだよね

喘ぎ声と、計算され尽くした感情の揺

る、今どこなんだ?! 動

から消え去ったかのように駆け出した。すれ違いざま、彼の肩が遥の

だ、ど

ージから激しいスキール音とともにフェ

まり返った書

ブラックカードを取り出すと、

ぎなかった。そして今、三年の歳月と無数の図面代筆をもって、その対価はとうに清算され

練も残さず、綺麗

クスの蓋を開け、遥は迷うことな

プラスチックの音

。メッセージアプリを開くと、麻衣から数十分前

飛んでくるんだよ。お前は

何の動揺も

全にブロックした上で、トーク履歴ごと消去

ビザ、そして海外建築学会から

るまで、あ

鍵を閉め、黒の

ったプロジェクトの全データを正式に破棄

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