から差しこむ日差しが、部長室
村乃々香は、意気揚々
た指の痛みすら忘れるほど気分が高揚していた。デスクへ歩み寄った乃
ライヤー・ロマステック社 独占買収お
うにページをめくった。そこには、この独占契約さえ結べば、次の四半
を飲みこんだ
、紅茶のカップを手にした玲
背中に隠そうとした。だが、片手しか使えないせ
顔色を変え、駆け寄って
イルが机の上にあるの?! 私、今からシュ
と、乃々香は警戒心を剥き出しにして一
なに利益率の高い大型案件
眉をひそめ、周囲をうか
のロマステック社の案件、確かに利益は莫大よ。
潤斗が
だけ恐怖がよぎった。だが、すぐにそれ
いため息をつき、心配
斗さんはただでさえ取締役会で叔父さんに押されているのよ。私たちがこの案件を横取りして叔父さ
ほど、乃々香の胸の奥では歪
冷たくなった。それに、先ほどの会議でも藤原咲をはじめと
トの利益を会社にもたらしたら……! 北斗の機嫌も一気に直
と上げ、玲栄を侮
。だから早見家に嫁いで何年も経つのに
はすごく複雑なのよ。もし何か裏があって、連帯保証
を見て、乃々香は確信した。玲栄は、自分
この案件は私が全権を持って進めるわ。あなたは自分の
ある小さな文字の『無限連帯債務に関する特約条項』など目もく
サインし、引き継いだばかりの部長の角印に
影は、乃々香が自らの首にかけ
昨夜のフランクフルト証券取引所において巨額の粉飾決算が発覚し、株価が暴
もの焦げついた負債は、すべて早見グループと、責任者
げに笑う乃々香。それを見つめる玲栄の顔
な弧を描いて
っしゃるなら、せいぜい頑張る
けた。背後からは、早見家の真の女主人として君臨する未
抜けると、春の眩しい日差しが
ンが滑りこむように停車する。助手席側の窓が音もなく下
を添えたまま、潤斗が
針を飲
み、シートベルトを締めながら、星
にロープを巻きつけてくれたわ。区役所
けれど見る者をぞっとさせ
ティンは重厚なエンジン音を響かせながら、新

GOOGLE PLAY