ぐられるような激痛を奥歯で噛み殺し、VI
莉音は寒さなど微塵も感じていなかった。胸の奥は
翔枝から聞いた特別病棟の方向
ろで、聞き慣れた甲高い笑い声と、
影に身を潜めると、少し離れた場所に
津子が革張りのソファにふんぞり返っており、