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詩子に向かって親指を立てた。その瞳にはどこか安
を返し、芥川浩介と浅野
子は慌てて車から降り、彼女を止めよう
が美月の耳に届く
し、ためらうことなく指を五本立ててみせた。「話はまとま
に浩介を見つめる。「どう、こ
の言