いた。 『夜魅』のような場所に来て、酒を飲
輔その人に出くわすと
ぎない。 京市の名家の若者たちの間では、紀伊拓と白石陽がつる
して大輔自らが甥を探しに
それを打ち消して断った。 「紀伊様のお手を煩わせ
る様子もなく、むしろ面