高価な杉の香りが漂う、時が止まったような静寂の泡の中に閉じ込めていた。玄関ホールで
、その体躯に似合わぬ静けさを保っている。彼はクッションの端を握りしめ、その指の関節は白く浮き上がっ
そっと当てた。そこは白川峻介の指輪が当たったの