何も言わ
手に取り、じっと見つめると
立て、ひび割れが壁面を急速に走
指の隙間から血が滴り落ち、白いテーブルに
むき、その光景に息
拭いながら、冷ややかに口を開いた。「瀬戸綾乃……西園寺慎
瞳は氷のように冷たかった。 「西園