ートパソコンの電源を入れた。額の傷口から再び血が滲み、刺すような痛み
、写真フォルダを開く。そこには、七年間
の笑みを浮かべる桜子と、その隣で少し不機嫌
先ほどの桜子の冷たい言
。「すべての写真を削除しますか?」という警告
マートフォンの容量が空になると同時に
ような安易な真似はしない。凛は、クラウドストレージの奥深
している親友に、以前密かに依頼して作成してもらっていた、法的
かで予感していた自分の防衛本能。そのファイ
ボードを叩く音だけが
、凛は力強く入力し
の欄も、『
取っても、互いに不幸になるだけだ。感情を封じ込め、ただ論理的に判断を下す。一文字打
を押す。ウィーン、という機械音が鳴
に取り、内容に不備がない
り出した。朱肉に強く押し当て、署
のを見て、凛は七年間の呪縛から
封をする。宛名には『西
ードをすべて取り出す。それらを無造作にデスクの上に並べ、西園寺家の財産
小さなスーツケ
数冊。そして、先ほど着替えた服を含め、最低限の着替えだけ。
う、凛が生きていた痕跡はほとんどなく、ま
ンが震えた。暁からの
念のため病院で検査を受
悲しみも、もはや何も湧き上がらなかった
園寺社長』に変更した。これで、
り、凛は一度も振り返るこ
。スーツケースの車輪の音だけ
られた巨大な家族の肖像画
り物の笑顔を浮かべているか。それ
取りで駆け下りる。限界をとうに超えているはずの肉
、凛はこの家を出るため

GOOGLE PLAY