に温風を星の濡れた黒髪に当て始めた。彼の長く節くれだった指が星の髪の間に差し込まれ、優
しめ、呼吸さえまともにできない。目の前の大きな鏡。その鏡越しに星は慧の姿を見ることができた。髪を乾かす
わりと香りが漂ってきた。それはミントの爽や