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と必死で探し
の重厚な鉄門の前へとようやくたどり着いた。三十分前、彼女は
み入れた瞬間、まば
にもない。代わりに広がっていたのは、庭を埋め尽くすシャンパンタワ
ら、談笑する人々の間から見慣れた夫の姿を探した。
かり、泥まみれの莉音を見て半歩あとずさっ
! 今日は広森様のお誕生日パー
生日
日、家が他の女の誕生日パー
喉は渇ききり、声はかすれていたが、その響
の。目を大きく開けて、私の顔
射すくめられ、使用
若奥様
けた使用人に目もくれず、
っていく。招待客たちは一斉に振り返り、ずぶ濡れの野良猫のように
スタルのシャンデリアの下に立
その男こそ、加藤ホールディングスの跡取りであり
見つめ、普段の莉音には決して見せ
藤家の養女である
は、周囲の招待客たちから「さすが加藤家が可愛がるお嬢様ね」「
ケーキのプレートに描かれた『愛純、24歳のお誕生日おめでとう』と
イヤモンドのネックレスを取り出した。そして愛純の白い首筋
め、甘えるような手つ
いただけません……。もしお義姉様が
鏡を指先で押し上げ、傲
のことはすべて俺が決める。お
が熱く痛みだした。深く息を吸いこみ、
待客を強く押し退け、静まり返
は、私には怒る資
莉音の姿を捉えた途端、彼の眉間には深いしわが
だそのみっとも
うと手を伸ばすことすらしなかった。それどころか
んだぞ! わざわざそんな格好で現
妻が誘拐犯の手で殺されかけていたというのに、こ
寄せ、長いまつげを小刻みに震わせな
らっしゃるんですか? まさか、またど
としたその時、2階へ続く大階段
と階段を下りてくる。いつも莉音を「落ちぶれた家の娘
い女は表に出せないのよ。私たち
秀紀の目を真っすぐに見据えて一
日が何の日か、
クタイを緩め、心底面
だから昨日のうちにお前の口座に10
た笑いを漏らした。目尻から、
パーティーに書き換えておいて、私にはたった1
め、一歩詰め寄って
って何が悪い! お前はいつもそうやって
よく秀紀の腕をつ
私が誕生日なんか祝ってもらうから…
を握り返し、莉音に向
いか! お前は今すぐ部屋に戻れ
しい吐き気が突き上げた。この5年間の結婚生活に対す
莉音はただ、赤の他人を見るような冷え切った目
み通り
た。足元はふらついていたが、背筋だけはピン
妙な焦りがよぎった。だが彼はすぐに、(どうせ俺の気を引くた
と上がっていく。階下からは再び、愛純を祝う
主寝室の扉を押し開けると、

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