インを片手に持ち、脚を組んで座っていた。何気ない姿勢のはずなのに、
け?なのに兄さん、さっきの久松辰巳の騒ぎからずーっと見てたよな。あの三人が廊下で揉
に目を細めた。「…俺の知ら
うに、グラスの酒をひと口含んでから、淡
が、赤い