間に軍の指揮など執れるはずもなく、いざ敗走となれば逃げる
たちは堪えきれず、広い袖で口元
に胸へと刻み込む。今日こそ、かつて自分を見下し
冷ややかに笑った。その眼差しは、刃
執の威圧など、少しも恐れてはいない。彼
無理はなさらぬ