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チャプター 3 まさか、そんなことが?

文字数:3592    |    更新日時: 19/12/2025

めたあと、すぐに娘を呼んで嫁入り道具の相談を始めた

いをしている。 大奥様の夫は、娘夫婦が大石村へ引

納品を持って迎えに来るかはわからないけど、こっちは何も求めないよ

もないし、智乃に何を持たせてあげら

。 これ以上は無理だね、急な話だったしどうしようもなかったんだ。 それに、あんたの姪っ子が嫁いだばかりで、うちには年頃の娘もいない

さん。 ごめんなさ

たたちがここで落ち着けるならそれが一番だ。 兄さん一人じゃ大した獲物も獲れないけど、 婿殿は

、早く嫁がせてやりたいわ。心配でたまらないもの」 笹本雄一もまた、心の中では鬱屈としていた。本来なら嫁をもらうつもりなどなかったが、そうも言っていられない状況だったのだ。

お嫁さんをもらうって?

日山へ狩りに入っても、お前たちの

来てくれるの?僕たちのこと、嫌が

当かどうかは、来てみないとわからないけどな。 もしお

たよ、兄

ちには結納品になるようなものなんてないじゃないか。 父さんと母さ

ノシシを一頭仕留めて、そ

なんて聞いたことないよ。 もし獲れなかっ

任せて山へ入ることにした。 今日はいつもより奥深くへ足を踏み入れるつ

へ入ることを決めていた。今回こそ

ましょう。これ以上奥へ行くのはやめたほうがいい

あ、お前の言う通りにし

わったあとに合流して落とし穴を掘り、様

追われていた。 大奥様の夫は村長の家から戻ると、三

と娘が一人ずついる。娘は数ヶ月前に嫁いだばかりで、今は15歳になる息子の

それほど重くないが、一番酷いのは額の傷だ。実の祖母と叔母に突き飛ばされ、薪にぶつかってできた傷

キジ五羽と野ウサギ三羽を持ち帰ってきた

全力を尽くしていた。いつもより深く山へ入っ

ノシシを仕留めたいが……。 手ぶらで挨拶に行くな

てくることを祈るばかりだ。 雄一は丸二日山に籠もり、三日目の朝、ついに大きなイノシシ一頭と、キジ数羽、野ウサギ数匹を抱えて山を降りた。 疲れ切ったが、力を振り絞って荷車を隠して

誰とも挨拶を交わさず、ただひたすら家を目指した。 山で二晩も過ごしてしまった

てきた。 雄一はとっさに荷車を草むらに隠し、誰にも見

たいのかい?離せ!離せって言ってるだろ!」笹本幸子は

ください!勝手に持っていくな

たしを止められなかったんだ、あんたたちなんか奴隷に売っ払ってやるよ。

加減にしろ!」

家の恩も忘れた親不孝者が、よく

もないと容赦しないぞ。手元には絶縁状があるんだ、役所に訴え出る手間くらい惜し

る気かい?」幸子は雄一

てやるよ。弟たちを殴って怪我をさせ、家探しをして物を盗んだと

くでなし!親に似

ありがとう。じゃなきゃ僕も和樹も

はない

ん、

とまた来るよ。諦めるような人じゃな

は本当に訴えてやる。 無事ならいい

、わか

荷車を押して桐生家へ向かった。 途中、村人たちに「野猪を

数日間、村の噂の的となった。嫁に行く娘を哀れむ声もあったが、一番ショックを受けていたのは、密かに雄一に想いを寄せていた村の娘たちだった

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