オフィスラブ小説

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塩対応な夫の本性は、秘書限定の溺愛わんこでした。

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会社のソファで夫の帰りを待つ間、何気なく数秒の短い動画を開いた。 節くれだった男の左手を、か細い指先が絡め取る。そこには、えも言われぬ艶やかさが漂っていた。 動画に添えられた、少女の甘い独り言。 「仕事の話に耽る大人たちの影で、密かに手を伸ばしてみた。 仕事ではあんなに理性的で冷静な彼が、私の前では理性を失ってしまうなんて」 私は微笑んで、その動画に「いいね」を送った。 「ねえ、最近の若い子ってこういう『俺様社長』ものが好きみたい。あなたのような社長も、商談中にこっそり手を繋いだりするのかしら?」 夫は顔を上げることさえせず、淡々と「そんなものばかり見るな」

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