口は片時も止まることがなかった。彼女は冷泉木遠
「木遠お兄さん、知ってる?あのL&Xの社長って、本当にすごいんだよ。 五歳でデザイン界に頭角を現して、十代のうちに天才デザイナーたちを引き連れて海外市場に乗り込んだんだって。 最初は誰も期待してなかったらしいけど、たった一枚のラフスケッチで一躍有名になったんだよ! 初めての大金を手に入れたあとも、どんどん市場を広げて、数年で世界一の富豪になったんだって。 しかも、すごく控えめで親しみやすい性格らしいよ。 それにね、IQが280!もう、本物の天才って感じ!こういう人、ほんとに憧れちゃう!」 「それにね、あの社長、めちゃくちゃイケメンらしいよ!」