img フィズの言ノ葉魔法論  /  チャプター 1 一話 | 25.00%
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フィズの言ノ葉魔法論

フィズの言ノ葉魔法論

作者 774noutugi
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チャプター 1 一話

文字数:4357    |    更新日時: 18/08/2021

なって、朝が来た

ズは目を開けず

日も何の予定

こともない。ただ一日、布団という名の恋人

定が無いとい

被っているという仄かな罪悪感と、それ以

すれば、お金でも愛でも友達でも平

フィズは、ズレた掛け布団と

度寝

きうきとしながらお気に入り

語らいに、突如として知

よ。二度寝ど

しい兄でもない。両親でも兄でもなければ、フィ

ゃっきりして、背中

、おそるおそる目を開いて視界に

、起

男は胸を撫で下ろす。そ

よう、

く立ち上がると、お気に入りのクッシ

! どこから入

ぶへっ、ちょっ、

が、変質者の言葉を聞

る。男は、フィズの勢いに飲まれ

かった。だが、クッション

を鳴らすと、フィズ

を強制的に決められるこの感

た、魔法使

声で尋ねると、男

だって分かるなんて、さ

んの知り合

が飛び出して、フ

で魔法使い。と

れる…

フィズは立ち上がるとド

、兄のフェリオは

由だけで騎士を目指していた彼

り回したり、木登りや、川で泳いだり、

な体力と精神力を持つフェリオは、不思議

毎日それに付き合わ

やらされた。両親が忙しく、四つ下の妹の面倒を見なければいけないの

あれはよく分かんなかったな」とフェリオも笑っていたが、フェリオが思

ずこの傍若無人な兄をぶち殺すと思ったものだが、大きくな

になる」と家を離れ、一人暮らしを始

引きこもり、ずっとベッドで

出来れば一生をこの上で

フィズのことが大好きらしいフェリオは、定

ているし、今度は習った魔法をフィズに特訓し始める

は、無茶振りももちろんだが

も、兄は怒ったりしない。だが、「特訓が足らないかなぁ

しようとしたフィズの

ちょっと

ちゃんが来る前に

うとするフィズに

されるのかと身構えるフィ

しいトーンで語りかけ

の笑顔が見え、フィズは恐怖した。フェリオが笑顔を見せる時

フェリオは

の囁きにしか聞こえない。彼の

。『お前のぐうたらが直らなければ

れる』なんて発想になる

だよ!? 地獄を見るに決

るフィズに、男は面

フェリオに脅されているのだろうか──それ

あ、

かなかにし

くらりとする感覚に、フィズは

行使だ。ちょっとだけ眠っといて

いやえ

男はもう一度フィズの肩を叩いた。とんとん

フィズの体の力を抜

するわけにはいかなかった。この男よりも、

続ける。だが、その手を握られ、耳元でふっと息

くんと落ちた。ついに座り込んでしまった

ぇ、話を聞

う意味だろうか。ぞくぞくが残

だかこの男は、フェリオよりも魔法の使い方が繊細だった。性格の違いもありそうだが、フェリオよりも

の頭を撫でると

くて、俺が君の教

あなた

ェリオは忙しい

していたりすると言っていたのを思い出す。おそらく、彼が

と、脅威は一つ減っ

いと分かった。戦うにしても、敵

す気になった。正面から彼をきち

の人だ

うにも時代に取り残され

を生業としているなんて、胡

高めていた。ゴリラみたいな、筋肉の主張が強い人だ

に見てみると、

うなTシャツとGパンだったし、どちらかとい

きらきらと輝いている。今は昼間なのに、それが月の光みた

しげで、笑うと大人

うわけではなかったが、爽

兄ちゃんの友達だよ。魔

ゃんの友

リオと彼が並んで話しているより、熊を連れて来

なっていると、白

のお兄ちゃ

ちゃん

字でサインが書いてあった。封を開くと、そこから兄の

いクソ妹

が付きそうな声

ですでにお腹いっぱいなのだが、

う。でも、お前はきっと、十五歳になっても毎日学

すっかり忘れていた。記念日に興味がない上、曜日や日付にも頓着しない生活

る辺りはいい兄なのだが、そのプレゼ

誕生日のお祝いの手紙。毎

かけられているせいか、手紙は破れないみたいだっ

て、お前に師匠と、魔法学園への

ろくなもの

して、フィズは

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