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インターン枠を奪われて、母は修羅と化す

インターン枠を奪われて、母は修羅と化す

都市

5.0

国家機密の極秘任務を終えた直後、娘から電話がかかってきた。 「ママ! 一年間準備してきた国連事務局のインターン、ついに受かったの!」 喜びで震えるその声に、私も胸が熱くなった。 娘はすぐにビザの準備に取りかかり、「何を持っていけばいい?」とメッセージを三つも送ってきた。 ……でも、一週間後。娘のGPSは、学校の管理棟3階を最後に、ぴたりと動かなくなった。 胸騒ぎのまま学校へ駆けつけた私は、目を疑った。壁の隅に、犬のように繋がれて蹲る娘。 その前で、ある少女が嘲りを浮かべて言い放つ。 「貧乏人が、私のパパが用意してくれたポストを横取り? 死にたいの?」