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完結
ドラレコに残った喘ぎ声
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結婚式前夜、婚約者の車でドライブレコーダーに触れた。 スピーカーから漏れる、男の荒い吐息。画面を埋め尽くす、彼の剥き出しの背中。 頰が熱くなる。 スリルを好む私たちは、車内で愛を確かめ合うことも少なくなかった。不意に突きつけられた「情事の記録」に、ただ羞恥を覚えた。 だが、次の瞬間。全身の血が凍りついた。 知らない女の声が、静寂を切り裂く。 「ねえ、あのバカな女といつまで続けるの? 私、もう妊娠してるのよ」 男の、聞き慣れた甘い声が追従する。 「式が終わるまでさ。財産をすべて奪い取ったら、すぐに捨てる」 「あの女のマンションも、もう俺の名義
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