手が朱里だとは知らなかったし、目的地が公海
助けたなんて、 私
それでも彼女はなお諦めず、悪あがきのように
れたものだ。 黒い軍服を着た兵士たちは、それらの袋を一階の広いデッ
ていた。 上官らしき数人が何かを真剣に話し合ってい