たわけではない。 美羅國で幼稚園に通っていたころ、クラ
れ出し、この美しいけれど足の不自由なおばさんに対する好感度は、一気にマイナスへと転
ちでいっぱいだった。鋭い目つきで安を睨みつけ、怒りに任せてまくしたてた。 「誰が『おばさん