言一句、遠野詩子
を浮かべて顔を上げた。「上の階へ行
っき君を突き落とした件を、彼女の
責めずにい
しで浩介と、その腕に抱かれた浅野莉子を見据えた。 「こんなに高い階
ない。それどころか、こっちから『あ
莉子の呼吸がみ
な手