今夜のために完璧なドレスを用意していて、 このブラックのミニドレスは、細いショルダーストラップが付いていて、私の体をすっぽりと包み込んでおり、 ドレスの丈は少し短いが、私の細い体のラインを最大限に引き出してくれて、 露出が多すぎず、胸の谷間が十分に覗かせており、人をそそるようなデザインなのだ。
ああ、そう、私は最高にセクシーな気分だ。
ドレスを着た私を見て、ティフとキャリーのあごが落ちた。
ティファニーは、私のヘアブラシに手を伸ばしながら、「あなた、今夜はヤル気満々ね」と言った。
「ザックは正気を失うでしょうね」とキャリーは同調した。
私がメイクを始めると、ティファニーが髪の毛を手伝ってくれて、キャリーは旅の気分を盛り上げるために明るい音楽をかけてくれた。
「やりすぎじゃないといいけど」と友達に言ってみた。
「冗談で言ってるの? とても素敵よ」とティフは答えた。
キャリーは、私のクローゼットの中から靴を探し出しながら、「ねぇ、考えすぎないようにね」と言った。
「今夜のこと、すごい緊張してるの」と私は認めた。
「初めてはいつも神経質になるよ。 でも、愛し合ってるんだから。 きっと素晴らしいわよ」とティファニーは心強い言葉をかけてくれた。
親友2人はすでにセックスをしたことがあり、 ティファニーの初体験は去年で、相手は、ロブだった。 彼のジープの後部座席でセックスをした。 最初は嫌だったが、時間が経つにつれて良くなっていったと言っていた。
キャリーの初体験は、14歳の時で、 サマーキャンプで出会った男の子が相手だった。 彼は30秒ほど続いたそうで、 言うまでもなく、いいものでなかったが、 今、キャリーは生徒会長のマークと付き合っていて、二人はとても仲が良いようだ。
親友の初体験の話を聞いて、自分の初体験が怖くなったので、 今まで最後の三塁を踏めなかったが、 今夜、それがすべてが変わることになるんだ。
今夜は、最後までするのだ。
キャリーは私にぴったりのヒールを見つけ、私は行く準備ができた。 私の長い髪はきちんとカールしており、メイクも完璧で、このドレスが私の気分をのせてくれるので、すごく気に入った。
おやつを持って、必要なものを旅行バッグに詰めて、 正午には、すべてを私の車に積み込み、ドライブし始めた。 エモリーまでは車で3時間ほどかかるので、お気に入りのイタリアンレストラン「ロンバルディ」に立ち寄ってランチをしようと思っていて、 計算では、午後7時前にはエモリーに到着する予定だ。
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アトランタは素晴らしい街であり、エモリーも素晴らしい学校なので、 私も応募して、ザックとの距離を縮めようと思っていた。 大学エリアに6時半に到着して、 何時間も運転していたので、座りっぱなしでお尻が疲れていた。
ザックに確認したところ、1年生のクラスの子達と一緒に食事をしているとのことだった。 もちろん、車で来ていることは伝えていないので、 サプライズになるだろう。 今夜、こんな格好をしている私を見たときの彼の顔を想像すると、たまらなく嬉しい。