星砂ららの小説・書籍全集
離婚から始まる逆襲:冷酷な元夫の果てなき後悔
崖から落ちて奇跡的に一命を取り留めた。 しかし病院で目覚めた私に突きつけられたのは、夫からの冷酷な伝言だった。 「意識が戻り次第、ご自身の行いについて、杉江陽葵様へ正式に謝罪していただきたい」 記憶を失い重傷を負う私を、夫の鷹司慧は「芝居だ」と嘲笑し、傷口を抉って精神病院送りにすると脅迫してきた。 実の親や兄までもが、夫の愛人である義妹の陽葵の肩を持ち、私を「高井家の恥さらし」と罵って深夜の冷たい水の中へ追い出したのだ。 愛のために自分を殺し、友を裏切り、全てを捧げてきた過去の私が、ひどく滑稽で救いようのない愚か者に思えた。 なぜ私はここまで理不尽に虐げられなければならないのか。 「すべては、分解可能である。そして、すべては、再構築可能である」 ずぶ濡れで冷え切った暗闇の中、私という人格には属さないはずの、氷のように冷たい思考が脳裏に閃いた。 今度のゲームのルールは、私が決める。
モテが止まらない、狼隊長
北方から来た一匹の狼だった俺が、なぜか五輪落選の補欠選手に転生していた。 「彼らは這ってるのか?なんでこんなに遅いんだ?」 観客:「あの人、エンジン積んでるでしょ!? 速すぎて意味わかんない!!」 国家代表の短距離コーチ:「種目転向だ。これは逸材だぞ!」 本来なら代表落ちした時点で、自らチームを去るのが普通だった。 でも、親善試合で途中出場した俺は――独走で走り切り、次々とトライを決めまくった。 それからは連戦連勝。ついにはキャプテンの座まで駆け上がった。 オフシーズンには、なぜかリアリティ番組に引っ張り出され―― ネット民:「誰か助けて!声と顔と腹筋にモザイクかけて!!」 「どいて!旦那!私、あなたの子を産みたいの!!」 俺はその投稿を引用リポストしつつ、人気急上昇中の女優をメンションして一言。「申し訳ない。我らが狼族、一生一途主義なんで。」
