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極秘結婚、突如現れた桁外れの大富豪の旦那様!

極秘結婚、突如現れた桁外れの大富豪の旦那様!

5.0

【契約結婚→溺愛】&【俺様御曹司】&【ざまぁ展開】&【最強の嫁、正体は秘密】&【どん底からの逆転劇】 栗原桜は、搾取する家族から逃れるため、その場にいた男を適当に捕まえて電撃結婚した。 月収たった十五万円のごく普通の男を拾ったと思っていたら、結婚したばかりの旦那様の銀行口座にはゼロが十個——残高は二〇〇〇億を超え、おまけにくれた鍵が都心の最高級スイートルームのものだったなんて! 継母に無理やり代理の花嫁に? 野村社長は結納品として、丸山グループを買収した! 保護者が彼女を辞めさせようとした? 野村グループは学校ごと買い取った! 酒に酔った夜、これまで禁欲的だった男がシャツを引き裂いた。「今日こそ、俺に夫の義務を果たさせてくれないなら、SNSで全世界に発表する。お前は俺の妻だってな」 栗原桜は断固拒否。 それ以来、ネット民たちは毎日これだけが楽しみになった—— 野村社長は今日、妻を落とせたのか?

目次

極秘結婚、突如現れた桁外れの大富豪の旦那様! 第1章 電撃結婚

区役所の婚姻届窓口。

栗原桜は、手にした真新しい婚姻届の受理証明書をぼんやりと見つめていた。

まさか、初めて会ってから2時間も経たない男と、電撃結婚してしまうなんて。

そんなことを考えていると、耳元に男の低く魅力的な声が届いた。

「都心に90平米ほどのマンションがある。もし引っ越したいなら、いつでも来ていい」

そう言って、彼は一本の鍵を彼女の前に差し出した。

桜はすぐには手を伸ばさず、目の前の男を見上げた。

薄手の白いシャツの襟元はボタンが一つ外され、どこか冷たい印象を与える顔立ち。彫りが深く、整いすぎていると言ってもいいほどだった。

見た目だけで言えば、こちらが得をしている。

彼女は迷いを捨て、鍵を受け取った。

「……ありがとう」

「ただ、私たちは入籍したけれど、まだ知り合って間もないし……」

できれば、しばらくは夫婦としての生活は控えたい。

後半の言葉は、恥ずかしくて口に出せなかった。

しかし、野村和真にはその意図が伝わったようだ。

彼は両手をポケットに突っ込み、気だるげに立っていたが、眉をわずかに上げた。 「言い忘れていたが、仕事が忙しくてな。 近々北米に出張することになった。 いつ戻れるか分からない」

つまり、しばらくの間、二人の間にそういう接触はないということだった。

桜はひそかに安堵の息をついた。 何かを言う間もなく、男がクレジットカードを差し出してきた。

「暗証番号は8が八桁だ。 毎月、給料を振り込むから、遠慮なく使ってくれ。 気にする必要はない」

「そんな、ダメよ!」

桜は慌てて手を振った。 「私には仕事があるもの。 自分で生活できるわ」

だが、和真は彼女の拒絶に気づかないふりをして、カードを彼女の掌に押し込んだ。

「いい子だ、言うことを聞け」

「夫として、妻を養うのは当然のことだ」

そう言うと、彼は腕時計に目を落とし、少し焦った表情を見せた。 「飛行機の時間がある。 先に行く。 帰りは気をつけて」

掌に伝わる温もりに、桜は全身がくすぐったくなるような甘い感覚を覚えた。しばらくして、ようやく声を取り戻す。

「ええ、あなたも気をつけて」

和真は軽く頷くと、タクシーに乗って去っていった。

彼の本名は野村和真ではなく、野村奏太。 野村グループの御曹司である。

野村和子に何度も結婚を急かされたが、金目当てで近づいてくる女たちにうんざりしていた。 そこで、偽の身分を用意し、桜と証明書を受け取ったのだ。

しかし、今しがた妻になった女性は、悪くないように見えた。

桜はタクシーが遠ざかるのを見送り、視線を戻した。 鍵とクレジットカードをまとめてバッグに放り込む。 カードに輝く金色のVIPの文字には、まったく気づいていなかった。

タクシーを拾おうとしたその時、突然、携帯電話が鳴り響いた。

電話に出るなり、継母の栗原梓の甲高い罵声が飛んできた。

「この役立たずのクズ女、どこで油売ってるの?さっさと戻ってきなさい。 北川社長がずっと待ってるのよ!」

あの、いやらしくて禿げた男の顔が脳裏をよぎり、桜は携帯電話を握る指に力を込めた。 「その気は捨てて。 私はあの人とは結婚しない」

「ふざけないで!あんたが何様だと思ってるの。 北川社長の家に嫁げるなんて、身分不相応なくらいよ!いいこと、結納金はもう受け取ったんだから。 あんたが嫌だと言っても、結婚してもらうわよ!」

桜は唇を噛みしめた。 手にしたままだった婚姻届の受理証明書が、彼女に抵抗する勇気を与えた。 「さっき、他の人と入籍したよ」

電話の向こうが数秒間沈黙した後、さらに甲高い怒鳴り声が響き渡った。 「この恥知らずのクズ女!よくもそんな……」

罵倒が終わる前に、桜は通話を切り、その番号をブロックした。

十数年前、父親が浮気をし、継母として梓が家に上がり込んできた。

母親は長年の苦しみの末にうつ病を患い、最後は飛び降り自殺を選んだ。

継母は当初、父親の前では良妻賢母を装っていたが、栗原花音を産んで地位を固めてからは、ありとあらゆる手で彼女を苦しめ始めた。

桜は梓の手口を知っていた。 彼女の利益のために利用されるくらいなら、いっそ自分で男を見つけて結婚した方がましだ。

だからこそ、2時間前、お見合いサイトで和真の情報を見た時、彼女は彼に連絡を取ったのだ。

29歳、IT企業勤務のプログラマー。 悪癖なし。 車と家あり。 月収14万円。

この条件なら、ちょうどいい。

さらに都合のいいことに、彼は迷う素振りも見せずに同意してくれた。

これまでの経緯を思い返し、桜は耳まで熱くなるのを感じた。

だが、どうあれ、今さら後悔しても遅い。

父親の裏切りを目の当たりにして以来、彼女は結婚そのものに期待を抱かなくなっていた。

もし本当に合わなければ、数年後に離婚すればいい。 それだけの話だ。

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