わたしー理想と現実が交錯する中で大切な何かを失い統合失調症を発症した。 幼いころから不器用で人とうまくコミュニケーションがとれないわたし。それでいながら内弁慶で甘えるところがある。 それでも普通という名の日常をおくることができたが、中学の時に大切なものを失う。 失望と動揺と疲労から演じてこれた自分の殻が壊れ人生から失墜していく。 成人過ぎてもなおうまくもがけず道を探し統合失調症という名の渦の中で惑い迷うわたしの物語。フィクションです。 登場する人物及び団体組織は実在していません。
幼少の頃から不器用で人とうまく対峙できなくそれでいて自分勝手な内弁慶のわた
し。
…が、人を亡くした。
中3の秋だった。
学校生活という日常を、それにそぐうように演じて乗り過ごして来ることができた今までだったが、失速した。
どんなに空元気を絞っても
”答え”など取り戻すことができない。
そうして滑り落ちていく日々の中で、いつの間にか、頭の中に何かを住ますようになり、それがわたしを動かし、わたしの目を曇らせ、発狂させた。