じっくりと苦しめてこそ、胸の
かささやいた。 春婷は蘇月兮の話を聞き終わると、最初の驚愕からやがて喜色を浮かべ
いることを国公邸の面々に告げた。 成国公はそれを知ると、すぐさま国公
厳王は当初、婚約解消に同意しなかった。せっかく掴んだこの縁談だ。今になって蘇月兮を蘇柔と差し替えろなどと、どうして承服できようか。