遠晋らはすでに外へ出ており、奥の間には成国公夫人
いるのだと察した。 だが、蘇月兮は恐れることなく部屋へと向かった。戸口に立っていた蘇柔
ているが、目の中には他人の不幸を喜ぶ色が隠れていなかった。 蘇柔とは異
何をしている! さっ