初恋の身代わりを辞めたら、私にすがりつく狂犬に変貌。
「恋愛体質の純真な妻から自立した女性へ vs 強引な社長の猛烈な求愛(後半は饒舌に愛を語る)」
極秘結婚から5年目。星野凛音は、夫である桐生蒼真が初恋の女性と白昼堂々ホテルへ入る姿を目の当たりにする。
そこで初めて、彼が自分と結婚した理由が「初恋の相手と顔が似ていたから」だったという残酷な事実に気づく。
完全に心を閉ざした凛音は、蒼真を騙して離婚協議書にサインさせた。
1ヶ月後、彼女は人前で彼に堂々と言い渡す。「桐生蒼真、もうあなたは要らない。初恋の人とお幸せに」
しかし、蒼真は目を赤くして彼女を抱きしめた。
「星野凛音、先に惹きつけたのは君だ。今さら捨てるなんて許さない」
離婚後、凛音の担当プロジェクトは次々と軌道に乗り、会社も上場を控えるまでに成長していた。
その祝賀パーティーの場に、蒼真も姿を見せる。
元妻が別の男と腕を組む姿に激しく嫉妬した彼は、 ドレスを着替えようとする凛音を更衣室で待ち伏せ、壁際に追い詰めた。
「あの男がそんなにいいのか?」
その時、凛音は蒼真が泣いていることに気がつく。彼女の鎖骨に落ちた彼の涙は、少し熱を帯びていた。
「星野凛音、俺は後悔している。もう一度、結婚してくれないか?」