時計の針が、静かに時を刻む音だけが響いている。浩介が部屋を出てから、まだ十分も経ってい
うに、書斎のドア
なかった。その手には、澄玲のスマートフォンと思われる小さな銀色の物体が握られている。彼の表
ィーカップを静かに音を立てて置