スピード婚小説

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連載中
完結
婚約破棄された私とIT社長の愛

婚約破棄された私とIT社長の愛

都市

5.0

入籍当日, 市役所で待つ私に届いたのは「妹が寂しがっているから行けない」という婚約者からの連絡だった. 私が心血を注いでリノベした新居のタワマンは, 「ストーカー被害」を自作自演する義妹に奪われ, 抗議すれば「たかがマンションだろ」と冷笑された. 都合のいい女扱いに見切りをつけた私は, 即座に彼を捨て, 私を長年想い続けてくれたIT社長の幼馴染と結婚することにした. 元婚約者が「やっぱりお前しかいない」と泣きついてきたのは, 義妹の嘘がバレて一文無しになり, 事故で右腕を失った後のことだった. 「今さら何を言っているの? 私の夫は, 私のために命がけで薬を探してくれるような人

三度目の延期、私はもう終わり

三度目の延期、私はもう終わり

都市

5.0

結婚式の三日前, 婚約者の圭貴から電話がかかってきた. 「悪いけど, 結婚式を一ヶ月延期できないかな? 莉泉がオーディションに落ちて落ち込んでるんだ」 これで三度目だった. 一度目は愛猫の死, 二度目は原因不明の体調不良. そして今回は, ただのオーディション落選. 私の我慢は限界を超えていたが, 彼はさらに追い打ちをかけた. 私に贈るはずだった代々伝わる家宝のヘッドピースを, 勝手に莉泉にプレゼントしていたのだ. 抗議する私に, 彼は冷たく言い放った. 「お前は強いから一人でも大丈夫だろ? 莉泉には俺しかいないんだ」 さらに, 父の会社の命運を握るプロジェクト

10年愛の果て、私の決別

10年愛の果て、私の決別

都市

5.0

10年間尽くしてきた婚約者の藤尾真一. 彼を支えるため, キャリアも夢も, 実家さえも捨てた. しかし, 彼の隣にはいつしか, 新しく雇われた秘書の茅野花子がいた. 私の誕生日を忘れ, 彼女と海外フェスへ. そして, 10周年の記念ディナーの約束も忘れ去られ, 私は高級レストランで2時間, 独り待ちぼうけを食わされた. 「真一さん以外なら, 誰とでも」 父に電話し, 新たな縁談を懇願したその時, 背後から冷たい声が響く. 「誰と, 婚約を破棄するつもりだ, 心歌栄? 」 振り返ると, そこにいたのは真一だった. しかし, 彼の視線はすぐに, キッチンで悲鳴を上げた秘書へと移る.

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