思は指先を動かし、彼の顎から喉元をゆっくりとなぞる。もう片方の手は、玄色の龍が刺繍された腰帯を解こ
にわたくしという女がいることを忘れてしまわぬかと、案じ
に隔てられていようとも、その掌から伝わる熱は
でねだった。「殿下、体がだる