白川 柊(の小説・書籍全集
裏切られた身重の妻は、冷酷な財閥総帥に溺愛される
三年間、長谷部誠十郎の妻として虚しい日々を送った百合花。 七ヶ月の妊婦となった彼女は、電話の偶然の盗み聞きで残酷な真実を知る。 あの夜自分を抱いた男は夫ではない。夫は義理の姉・愛莉との間に三歳の娘をもうけ、自分はただ二人のための仮の妻だった。 切迫流産の危機にある身ながら、百合花はお腹の子を守る決意を固める。 愛莉たちが開く娘の誕生日パーティーに強制的に連れ去られ、会場で汚名を着せられ、暴力を受け、貶められる。 証拠を突きつけて反撃した矢先、姉の罠にはまり、裸にされネットに晒されようとしたその時 —— 雪松の香りの医師・白川勇史が扉を蹴り破り、彼女を救いに現れた。 裏切った夫と偽善の姉、実の両親までもが彼女を捨てた。 この子を抱えた百合花の復讐が、今始まる。
もう誰にも媚びない——/私は私のままで、最強になる
名家に戻った本当の娘、早乙女瑠奈。 だが家族は、涙ひとつ流す“偽の娘”に夢中だった。 侮辱、いじめ、見下し——何度も心が砕けそうになったが、彼女は決めた。 「好かれなくてもいい。なら私は、恐れられる存在になる」 家族の冷遇、世間の偏見を力に変え、彼女は自分の道を切り開く。 誰もが見下していた彼女は、ついに誰も追いつけない場所へと駆け上がる。 「両親に何度も傷つけられて、辛くなかったか?」 その問いに、彼女は静かに笑う——「大丈夫。強さがすべてを黙らせるから」
